人生の悩みは全て対人関係の悩み?アドラー心理学「課題分離」について解説します。

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こんにちわ。A.shinyaです。

みなさんは課題の分離についてご存知ですか?

アドラー心理学では人生における悩みや、課題は

「対人関係」に関することが全てであると語られています。

この対人関係における課題をより明確にし

悩みについて考えることを効率的かつ、効果的にするための考え方と

どのように解決していくかを考えるために役立つ「課題の分離」について解説していきます。

課題の分離とは?

早速内容に移ります。

課題分離とは

「課題を取り組むことにより得られる結果は

誰に影響を与えるのかを考えること」

よりわかりやすく噛み砕くと、

「ある課題を行うことは誰のためになるのか?」

を基準に仕事や、勉強、家事などのあらゆるやることを区別していく考え方です。

課題分離はなぜ使う?

課題分離は自分と他者との仕事の区別をするために必要な考え方です。

しかし、なぜ課題分離を使うのでしょうか?

それは、悩みを解決するためです。

ここでアドラー心理学での悩みの定義をご紹介します

アドラー心理学ではこう考えます

人間の悩みは全て対人関係の悩みである

”アドラー心理学入門” 44頁
著 岸見一郎 氏

我々の言動は相手役がいることで成立します

一人で空に向かい何か言葉にしてみたり

誰もいない空間に向かってダンスしたりすることがどれほど虚しく、難しいことかを想像していただければいいかもしれません

悩みについて考える時行動の目的を

対象が誰なのか?

その相手役との関係性は?

対人関係の中でその行動の意味を見出そうとすることがアドラー心理学の考え方です

ではなぜ、課題分離を行うことでなぜ悩みを軽減することができるのか?

具体的な例を用いて解説していきましょう

悩みとは、「相手の課題に立ち入ろうとする時」に発生する

例えばこんな場面を考えてみましょう

あなたは小学生の子供を持つ親です

お子さんは今まさに夏休みに入り、休日を謳歌している状態です。

しかし、あなたはこう考えます。

「これからの時代、どんなことがあるかわからない。この子には賢くなってもらわないと」

そう思い立ったあなたは次にこんな行動をとるでしょう

「〇〇!あんまり遊んでばかりいないで宿題をやりなさい!」と。

そして、叱れば叱るほどにお子さんは勉強をしなくなり、しまいには

「うちの子は勉強が嫌いで、やろうともしない。親として将来が心配だ」

この時、親は

本来子供の課題である「学習を行う課題」について

未来を案じ、立ち入っています。

このことが悩み、ひいては

子供の勇気をくじいてしまう大きな要因の一つになりうるともアドラーは語っています。

終わりに

いかがでしたでしょうか

今回はアドラー心理学におけるキー概念「課題分離」について解説をしていきました。

誤解を招かないため、後書きとして残します。

この解題分離とはあくまで考え方だと思ってください。

このような考え方を持つことで、現象を理解するためのヒントに使うのです。

決して盲目に、無闇に使うものではありません。

解決したい悩みのお力添えになれるようこれからも解説していきます。

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